コラーゲンとお肌との関係

お肌の役割

私たちは常に外部からの刺激にさらされています。暑さや寒さを感じ、紫外線などを受け、病気を引き起こすかもしれない微生物や害虫に囲まれて生活しているのです。お肌は全身を包んでいる膜で、からだの内部を覆って守る、よろいのような働きをしています。

紫外線は日焼けを引き起こしお肌にダメージを与えるだけでなく、浴び続けると遺伝子に傷がつき、がんの原因となるといわれています。白内障発症のリスクが高まるといった眼へのダメージも心配されます。とくに近年はオゾン層が破壊されたことによって紫外線が届きやすくなり、こういった健康への被害が問題視されるようになりました。

紫外線がお肌に当たると、活性酸素、メラニン発生ホルモン、エンドセリンなどの情報伝達物質が発生します。お肌にはメラニン色素を作るメラノサイトという細胞を持つ層があって、情報伝達物質の命令によってこのメラノサイトのなかでチロシナーゼという酵素が活性酸素を吸収・分解します。その結果としてメラニン色素ができます。メラニン色素というと悪いイメージがありますが、実は有害な紫外線を吸収した結果として生成されるものなのです。

またお肌は丈夫で弱酸性に保たれており、ほとんどの微生物はその上に住みついたり、増殖することができません。その他にお肌はからだの中の水分が蒸発によって失われるのを防ぐという役割も持っています。また、外の情報を知るための感覚器としても働き、汗を出したりお肌を流れる血液の量を調節したりして、体温を一定に保つ働きもします。